Keiichi Yorikane 's BLOG

フューチャーセンターの全国的浸透・活性化推進を目指すAGES代表・寄金佳一

もう「選挙当日まで投票先を決められない」のは止めませんか?

みなさん、投票の準備はできましたか?

第180通常国会が招集されました。野田首相は「増税するか、増税しないか」の議論に持ち込もうとしているように見えます(山内康一/民主党の強硬姿勢の背景)。民主党が掲げる『社会保障と税の一体改革』が不充分な案であるのは多くの指摘がある通りです(例えば河野太郎/社会保障と税の一体改革にかけているもの)。野党が賛成できるはずもありませんから、紛糾は必至。民主党の強硬姿勢を考え併せても、衆議院議員は国会の裏で、もしかしたら選挙準備に忙しいのかもしれません。

ということでみなさん、選挙準備は政治家だけの特権ではありません。我々国民も大いに準備しましょう。すでに確固たる投票基準を持っている人は問題ありません。ただ、極度の政治不信の中、誰に投票していいのか見当も付かないという方も多いでしょう。そこで、どんな政治状況でも通用する、《信頼》で政治家を選ぶ方法を紹介します。今からでも遅くはありません。ぜひとも信頼できる政治家を見つけましょう。

いい加減に政党で選ぶのは止めよう

今や政党が機能していないのは明白です。民主党にしろ自民党にしろ、意見が正反対の議員が同時に在籍しています。公明党、共産党社民党を除けば唯一みんなの党が政策のもとに結束している政党ですが、これも巨大化すればどうなるかわかりません。私は民主党だけが特別に悪いとは思っていません。衆議院の定数は480議席。連立も含め政権与党を目指せるのは200議席前後でしょうか。200人もいれば現実問題として色々な考え方の人が集まってしまうのでしょう。日本の政治が未熟なのか、議員の数が多すぎるせいなのかわかりませんが、ともかく政党で選んでも何の解決にもならないのは現実を見ての通りです。

民主党は自爆。自民党は筋の通った発信ができない。未曾有の東日本大震災が混乱に拍車を掛ける。主導政党不在の混迷した政治状況を見ていて私が思うのは、どんなにムチャクチャな状況下にあっても、問題解決に邁進している政治家は存在するという事実です。内閣や党の要職にあって大きく物事を動かせる政治家はごく一部なので、成果が出る場合も出ない場合もあります。ですが、ただ偉そうに「民主党はダメだ、●●内閣はダメだ」と文句を言って、党内での権力争いと支持者への挨拶回りしかしないような政治家よりは10000倍もマシです。

政党の垣根を取り払い、政治家個人個人を見ていくと「あ、この人は信頼できる」と感じる政治家を見つけられます。頭からつま先まで信頼仕切るのは難しいかもしれませんが、例えば「非常時でも頼りになる」「正直に発言するという意味では信頼できる」など、部分的に共感できるポイントが見つかるはずです。世の中には、どうみても「なんでアンタが国民の代表になれた?」と首を傾げざるを得ない政治家がチラホラいます。比例選出の場合は仕方がありませんが、小選挙区では、国民が政治家一人一人をきちんと品定めしていれば、このような政治家を撲滅できるのです。二大政党制が今後どうなるのかまったく不透明ですが、どうなったとしても信頼できる政治家を選んでおけば、必ず日本の状況は好転するはずです。

信頼できる政治家は、オープンに発信している

自分が居住する選挙区の政治家の顔を知らないという人は、すぐに調べましょう。例えばWikipediaの衆議院小選挙区制小選挙区一覧を見れば、過去数年に出馬した政治家と投票結果を知れます。

自分の選挙区に出馬する政治家がわかったら、Google検索です。ホームページ、メルマガ、ブログ、TwitterFacebook……なんでも構いません。どのような手段で、何を発信しているか調べます。ホームページやブログならGoogleリーダーに登録して更新情報をチェックできるようにします。メルマガは購読を申し込み、TwitterFacebookのアカウントはフォローします。こうして日常的に政治家の発言をチェックする体勢を整えます。

中には何の発信もしていない政治家もいます。こういう政治家は「組織票で当選できるから関係ねえし」とふんぞり返っていると考えて間違いありません。組織の利益を最優先にするこういう輩は、私なら真っ先に投票候補から外します。いざというときに何の役にも立たず、きっと大臣になって失言を繰り返すのに違いありません。

信頼できる政治家は、態度表明しその理由を説明する

日常的に発信している政治家ならば、有権者ウケを狙っていいことばかり言っているのか、それとも信念に基づいて本音で発言しているのか見極める必要があります。そのいい機会となるのが、政局が重要な局面を迎えたり、大きな問題が持ち上がったときです。有権者ウケを狙っている政治家は日和見を決め込みます。信頼できる政治家は、問題に対してしっかり態度を表明し(例えば、増税に賛成なのか反対なのか)、その理由はなぜなのか説明します。

この態度表明と理由の説明が納得できるものならば、次第にその政治家へ信頼を寄せられるようになります。継続的に見ていくことで、今まで見えなかった政治家の実像が見えてくるようになります。

ちなみに私が居住するのは神奈川2区です。衆議院議員は小選挙区当選の自民党・菅義偉、それから比例復活当選で民主党・三村和也がいます。菅義偉氏は総務大臣の経験があり、自民党の選対本部を取り仕切った大物です。2009年の総選挙では、三村和也が新人ながら菅義偉に548票差まで迫りました(逆に言えば、民主党旋風が吹き荒れる中で、菅義偉氏がよく持ちこたえた)。

その三村和也氏は、先の民主党代表選挙で前原誠司を支持しました。多くの民主党議員が誰を支持するか何も発信しない中で、ネット上で態度表明をした事実は評価できます。ただ、その理由は「前原さんならこの難局を乗り切れると思った」というもので、まったく納得できないものでした。「言うだけ番長(知らない方はGoogle検索をどうぞ)」という評判を覆すような説明がなかったからです。

もっとも三村氏の場合、一年生議員であり、選挙区では菅義偉という大物と対決しなければなりません。いま選挙したら100%負けます。そこで比例の名簿順位がどうなるかが最大の問題となります。代表選挙で前原誠司という有力者の政策面をサポートしたということで、生き残りをかけた判断だったというのは充分納得できる解釈です。議員でいられなければ、国政に関わることができず意味がありません。それがいいか悪いかはまた別ですが。

信頼できる政治家は、所属する政党の問題点に言及する

国会議員は実績こそ重要ですから、成果の発信は必要です。与党なら野党の、野党なら与党の批判も仕事でしょう。しかし有能な政治家が信頼できるかといったら、そこはやや微妙な問題です。私は、政党の垣根を区別せず、悪いものは悪いと発信する人物こそ、信頼できる政治家だと思います。

例えば神奈川2区の自民党・菅義偉氏は、実績を見ても相当なやり手で、地方分権推進で、自民党総裁選挙時に河野太郎の推薦人になり……とこれだけを見れば私は支持したい人物と言えます。しかしためらわせるのは、メルマガで常に自民党員としての立場を崩さない点です。自民党員の立場から民主党を批判するばかりです。自民党にどのような問題点があり、それをどう改善していくという話を一切見た経験がありません。

決めかねる場合は、政治家の事務所へ

情報量が不足していたり、甲乙付けがたいという場合には、政治家の事務所を訪問して決めるという方法が最後のアドバイスです。政治家がいない場合は秘書が対応してくれます。率直に気になっている政策等について話を聞いて、意見があれば意見を伝え、その感触で決めればいいと思います。素人が訪ねたら丸め込まれるのでは……との心配は不要です。こちらは有権者なのですから、圧倒的に優位な立場です。ぜんぜん怖くないですよ。もし丸め込まれたと感じたら、投票しなければいいだけの話です。しっかりと値踏みして、政治家を選んでやりましょう。


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